【Vol.14】最新R&Bを軸にしたプレイリスト「Take It Easy」

Spotify、Apple Musicで公開しているR&Bを軸にしたレイドバックミュージックプレイリスト「Take It Easy」更新お知らせ記事です。プレイリストの中から5曲をピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。

プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。

本プレイリストはすでにバックナンバーとしてアーカイブされています。Vol.14のプレイリスト内容はnoteの記事にて公開しているので(有料です)、プレイリストの応援も兼ねてチェックしてもらえると嬉しいです。購入していただけるととても励みになります〜!

note記事:「Take It Easy」Vol.14 バックナンバー/全曲の内容

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5 Picks

1.Eric Bellinger – Truly Yours feat. DOM KENNEDY & The Game

LA出身のシンガーソングライターEric Bellinger(エリック・ベリンジャー)のアルバム『New Light』収録の曲。同じくLAのラッパーDOM KENNEDY(ドム・ケネディ)と、コンプトン出身のラッパーThe Game(ザ・ゲーム)をフィーチャーしています。

トラックプロデュースには「Pete RockやJ Dillaといった伝説的なアーティストを現代に引き継いでいる」と言われるプロデューサーのJansport Jもクレジット。ビート感バッチリです。

アルバムには他にもBrandy、Kierra Sheard、Teedra Moses、Sevyn Streeterなどが参加しています。ちなみにエリックの好きな曲はBrandyとの「Euphoric」、個人的に想い入れのある曲はアルバム最後の曲「Backwards」だそうです。

Euphoric

Backwards

2.Sevyn Streeter – Taboo

ガールズグループTG4やRichGirlのメンバーとして活躍していた経歴を持つ、フロリダ州ヘインズシティー出身のシンガーSevyn Streeter(セヴン・ストリーター)の曲。9月17日にリリースされたセカンドアルバム『Drunken Wordz Sober Thoughtz』に収録されています。

この曲はアメリカのソウルシンガー、Alexander O’Nealの「If You Were Here Tonight」をサンプリング。ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのアルバム『An Evening with Silk Sonic』にも携わっているプロデューサーD’Mileがトラックを担当しています。

柔らかく、ノスタルジックな雰囲気が最高ですね。

Alexander O’Neal – If You Were Here Tonight

3.Kyle Dion – NO RULES

LAを拠点に活動するシンガーKyle Dion(カイル・ディオン)のセカンドアルバム『Sassy』に収録。

「ルールなんて無いさ」と題するこの曲は、アルバム『Sassy』という作品や、「Kyle Dion」というアーティストの独自性、レールに乗らない自由さを感じさせます。

本人もアルバムのインタビューでは「自分らしさ」の重要性について述べています。

「自分のしたいことをして、自分のことを表に出して、自由に堂々と、自分らしく生きている人たちを尊敬して欲しい。気に入らなくてもそれはそれで構わないけど、それを尊重しないと。それが僕の望みだよ」UPRPXX

何かが上手くいっているときに、それとは違う道を行くのは怖いものだよ。でも僕はそんなことは気にしないし、今やっていることほど僕を満たすものはないよ。充実していること、自分のやっていることを好きであることは一番重要な事なんだ。Rated R&B

4.VanJess – Feelz Right

Ivana(イヴァンナ)とJessica(ジェシカ)の姉妹で構成される、ナイジェリア系アメリカ人のR&BデュオVanJess(ヴァンジェス)の曲。2021年の2月にリリースされたEP『Homegrown』のデラックス版に収録されています。

デラックス版は9曲から14曲に拡張されているのですが、この追加曲がまた良すぎる。追加された5曲全部を今回のプレイリスト入れたかったくらいです。

このVanJess、個人的にかなり注目しているデュオで、彼女たちがインスパイアされてるアーティストも「そりゃあ注目しちゃうよね」っていう布陣です。

SWV、Jodeci、Brandyといった90年代のアーティストからインスピレーションを受け、さらにDa Brat、En Vogue、Jill Scott、Erykah Badu、初期のTLCなどのテイストを取り入れています。All Music

1stアルバムもめちゃめちゃ良かったので気になる方は是非!

関連記事:VanJess(ヴァンジェス)とは / ナイジェリアをルーツに持つR&B姉妹

5.BeMyFiasco – Outside The Lines feat. Little Brother

テキサス州ダラス出身のシンガーソングライターBeMyFiasco(ビーマイフィアスコ)のフルレングスのデビューアルバム『Where I Left You』に収録の一曲です。

このアルバムは「Foreign Exchange Music」っていうレーベルからリリースされているのですが、これは「The Foreign Exchange」っていう音楽グループと深いつながりがありそう。

という事で予想的中。The Foreign ExchangeのメンバーであるPhonte(フォンテ)とNicolay(ニコライ)が設立したレコードレーベルでした。

フォンテはノースカロライナの伝説的ラップグループLittle Brotherのメンバーとしても有名。BeMyFiascoとは長年のコラボレーターなのだそうです。

ロバート・グラスパーのマイルス・デイビスへのトリビュートLP『Everything is Beautiful』に収録の、9th Wonderプロデュース曲「Violets」で、フォンテの横でボーカルフィーチャーしているのも彼女だそう。

Miles Davis, Robert Glasper – Violets ft. Phonte

BeMyFiascoは他にも、エリカ・バドゥのバンド「RC & the Gritz」に作詞・作曲・編曲で参加してたり、その後全米ツアーに参加してたり、すごい経歴を持っている人でした。

(その後はスペインのマドリードで活動。子供たちに健康的な食事のメリットを伝えるCMに出演もしてたらしい)

アメリカ帰国後はフォンテとまた手を組み、Little Brotherの再結成アルバム『May the Lord Watch』に携わったり、Zo! & Tall Black Guyの『Abstractions』という作品に参加していたりと、渋めなアーティスト界隈で活動していた様子。

また、クイーン・ラティファのエンターテイメント会社「Flavor Unit」の一員としても活躍してるのだとか。すごい。

そんな彼女の懇親のファースト・アルバムなのだから、良くないわけがないですね。

BeMyFiasco『Where I Left You』

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