2022年11月 / 今月チェックした作品を紹介

その月にリリースされたもので、個人的にチェックし、メモしておきたい作品(アルバム・EP・ミックステープなど)をピックアップする記事です。

11月後半からサイトリニューアルしておりましてバタバタしておりました。11月がだいーぶ過ぎての投稿になってしまいましたが今後ともごひいきにお願いします。

というわけで
もう年の瀬気味ですが、11月は以下のラインナップとなっております〜。

1.Nas – 『King’s Disease III』

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長いキャリアを持つ、クイーンズのレジェンド的ラッパーNasの16枚目のアルバムです。

プロデューサーのHit-Boyとコラボレーションするアルバムとしては4作目。「King’s Diseaseシリーズ」としては3つ目の作品で、1作目の『King’s Disease』はNasのキャリア初となるグラミー賞(「最優秀ラップアルバム賞」)を受賞しました。

前作のように豪華な客演が無い中、17曲を自身で歌い上げた、これまでにあったようで無かった作品です。フィーチャリングの構想はあったものの実現しなかったとHit-Boyも語っています。

「パソコンにある様々なアーティストのフィーチャリングをいくつか取り出して、いろいろやってみたけど、僕らがソロでやっているようなレベルでは何も繋がらなかったんだ。これはNasが初めてフィーチャリングなしで作ったアルバムだと思うから、それ自体がヤバいことなんだ」

2.Phony Ppl – 『Euphonyus』

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ブルックリンのクインテットバンドPhony Pplの3枚目のニューアルバム。

話題になったMegan Thee Stallionとの「fkn around」を筆頭に、「Nowhere But Up」などグルーヴィーな楽曲が詰まった12曲入りの作品です。

「been away.」のようなメロウな曲があるのもグッドポイントでした◎。

関連記事:ブルックリンのクインテットバンド「Phony Ppl」の魅力

3.Destin Conrad – 『SATIN』

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フロリダのR&BシンガーDestin Conradの最新EP。軽快に幕開けするオープニングソング「ON 10」から、「IT’S YOURS」といった真っ直ぐなR&Bソングまで、終始流れの良い作品です。

4月にシングルとしてリリースしていたKiana ledeとの「UNPREDICTABLE」、類い稀なる繊細なボーカルが素晴らしいAmbréの「AMBRES INTERLUDE」、シカゴ出身のアーティストJean Deauxとの「SATIN」など、女性アーティストをフィーチャーした曲がところどころ挟まってくるのも好きなポイントっす。

関連記事:Ambréとは / ソフトで繊細なボーカルを持つ魂のメロディメーカー

4.9th Wonder – 『ZION VII』

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ノースカロライナの大御所プロデューサー9th Wonderの新作。作品の序盤では、彼のレーベルJamla Records所属のSwankとKing Draftによるラップ入り楽曲が7曲、残りの23曲がインストという30曲構成の超大作。

とはいえ、9th WonderのZIONシリーズはVol. VIが59曲入りだったので、このくらいが普通なのかもしれません。

「LipSpinnaNightBag!!!」みたいなスムースなビートは特に好きですね。

5.Johaz – 『The Haz Orphanage』

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LAのプロデューサーExileとともに組んでいる、ヒップホップデュオDag Savageの片割れでもあるラッパーJohazの新作です。

本作はバージニア州ノーフォーク出身の名プロデューサーNottzの全面プロデュースの元、渋く図太いヒップホップを披露しております。

5曲と短いプロジェクトですが、凝縮されたかっこよさが感じられると思います。

6.All Hail Y.T. x Anthony Danza – 『All Hail Danza』

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シアトルのラッパーAnthony Danzaと、テキサス州デラウェアのラッパーAll Hail Y.T.のコラボレーションアルバムです。

プロジェクトの大部分をDJ ManifestというカナダのDJがプロデュースしているそうで、全体のトーンはレイドバックでレトロ的雰囲気。6曲目「BBS Boys」でより聴き手側のボルテージを上げていく感じも◎。

ちなみに「BBS Boys」はJodeci「Come & Talk to Me (Remix)」でもお馴染み、EPMD「You’re a Customer」が大胆サンプリングされていて、個人的に好きなネタなのでそこもポイント高めでした。

7.Alvin Frazier – 『River(Expanded Edition)』

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オハイオ州クリーブランド出身のミュージシャンAlvin Frazierが、2021年9月にリリースしたアルバム『River』の拡張版です。

僭越ながら『River』自体、このExpanded Editionをきっかけで知った口ですが、彼の柔らかなテナーボイスやソウルフルな作風がバッチリ刺さりました。

彼はミュージシャンとしてだけでなく、マイルス・デイヴィスの伝記映画『Miles Ahead』などにも出演し、俳優としても活躍しているのだとか。

8.Andre Ward – 『Africa Rising』

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30年以上の長いキャリアを持つ、シカゴ出身のスムースジャズサックス奏者Andre Wardの新アルバムです。

所々にボーカルソングも散りばめられ、アップテンポな曲から、スロージャムまで彼の秀逸でドラマチックなサックス演奏を基盤に進行する心地よき作品です。

9.Aron – 『The Seed』

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スロバキア出身のベーシストAronのデビュー作。なんと現在11歳という若さのアーティストで、3歳から握ったというベースの腕前は称賛され、多くのセレブが注目しているのだとか。ファンク界の最重要人物と呼ばれるBootsy Collinsとも繋がっているそうです。

誤解を恐れずに言うと、まさかこんなに若いアーティストの作品だとは思えないほど完成度の高い作品だと思いました。極上グルーブを6曲という短さで存分に感じさせてくれます。

下記にご紹介するDevin Morrisonや、個人的に注目しているシンガーのGwen Bunnなども参加しています。

10.Devin Morrison – 『Dream Lobby Vol.V』

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フロリダ州オーランド出身。LAを拠点に活動し、Fitz Ambro$eやBudamunkなどと親交も深い、日本にも縁のあるアーティストDevin Morrisonのインストゥルメンタルシリーズ「Dream Lobby」の第五段。

今年の8月からコンスタントに(月2くらいのペースで)リリースしているシリーズで、彼のボーカルも最高ですが、トラックセンスも抜群です。

バックナンバー:2022年10月 / 今月チェックした作品を紹介

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