最新R&Bを軸にしたプレイリスト「Take It Easy」Vol.49

Spotify、Apple Musicで公開しているR&Bを軸にしたレイドバックミュージックプレイリスト「Take It Easy」更新お知らせ記事です。プレイリストの中から5曲をピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。

プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。

Spotify

Apple Music

5 Picks

1.aimi – Love Like That

当ブログもサポートしているR&B好きのための活動R&B Lovers Clubの有志であるR&Bシンガーaimiさんの新曲。キャリア初というディスコハウスソングで、夏を彩るのにぴったりな上、フロアも盛り上がる熱量高めなクラブバンガーな一曲でもあります。

実はこの記事の筆者である僕もこの曲のアートワークデザインに関わってまして、レコードレーベルのロゴを制作させて頂きました。(実はデザインもしてます。)

クラブ映えするサウンドが一つの軸になっているこの曲。依頼してもらった当初、aimiさんからは「カルチャーを感じるものにしたい」という思いを伺いました。

ミックスエンジニアにRyuseiさんを起用したのも、クラブサウンドやカルチャーに沿うものを目指していたからだそうです。

「デモができあがった段階でEMI MARIAさんに音源を送って、エンジニアは誰が合うか相談させてもらったんです。EMIさんが挙げてくれた中から自分で調べて、彼だったらクラブ映えするサウンドにしてくれるだろうなって。彼が手掛けた曲を聴いたとき、カルチャーがわかっている人だなと思いました。」Real Sound

というのを受けて、ロゴは70~80年代のオールドスクールディスコな雰囲気を基盤にしつつ、上品さが際立つものを目指しました。携われて嬉しい限りです。

「Love Like That」の制作秘話など、詳しくはReal Soundさんのインタビューで深掘りされているので、ぜひ覗いてみてください。

2.Kenyon Dixon – 2000s R&B ft. RL

ロサンゼルス出身のR&BアーティストKenyon Dixon(ケニヨン・ディクソン)の新作『The R&B You Love:For the ’99 and the 2000s』の収録曲です。

タイトルの通り2000年代のR&Bに対するオマージュ曲で、愛が故の心の痛みをテーマにした情感豊かな一曲。ソウルフルなビート、繊細なギターのメロディなども00年代を思わせるメロウさがあります。

Why you break my heart and leave? (My heart)
How you just walk away, take every part of me? (Part of me, baby)
Thought we had somethin’ special, baby, honestly (Ooh-woah-oh)
Since you left, ain’t been the same
Got me singin’ 2000s R&B (Girl, I can’t take no more), all in this fuckin’ rain like (Ayy, yeah)
I wish I never met her, no
Damn, I wish I never met her (I wish I never met her)
Should’ve never let her close
Wish I never met her, no (Yeah, yeah, yeah)
If I had one wish
Wish I didn’t love you like I didgenius

Lyric

なんで俺の心を壊して去って行ったんだ?(俺の心を)
どうやって君はこんなに簡単に俺を置いていったんだよ?(俺を全部奪っていったんだ)
俺たちは特別なものを持ってたはずだろ?本当にそう思ってたんだ
君が去ってから、何もかも変わっちまった
2000年代のR&Bを歌ってる俺、もうこれ以上耐えられない
君に出会わなければよかった
本当に、出会わなければよかった
近づけるべきじゃなかった
もし願いが一つ叶うなら
君をこんなに愛さなければよかったのに

実際に「2000年代のR&Bを歌ってる俺、もうこれ以上耐えられない」とも歌っていて、心の痛みを<2000年代のR&B>という比喩を使って表現しているのも粋です。

3.WanMor- The One

Boyz II Menのメンバー、Wanya Morrisの4人の息子たちで構成されたR&Bグループ、WanMor(ワンモア)の新曲。SWVの1996年のヒット曲「You’re the One」をサンプリングしこの曲は、「特別な女性」に向けたラブソングです。

彼らは”その女性”が他にも選択肢があることを理解しつつも、自分が彼女にとって唯一の存在になりたいと強く思っている様子が描かれています。

真剣な思いをストレートに表現した曲ですが、ファルセットボーカルが織り混ざって、甘い雰囲気を持っているのも素晴らしいです。

SWV – 「You’re the One」

4.Kehlani – Know Better (feat. Lil’ Mo & Vince Staples)

Kehlani(ケラー二)による、2019年のミックステープ『While We Wait』の続編となる、最新ミックステープ『While We Wait 2 』に収録されている曲です。

「Know Better」には、シンガーのLil’ Mo(リル・モー)が客演に迎えられていますが、そんな彼女の2003年のヒット曲「4 Ever」をサンプリングしています。

先人へのリスペクトが多大に感じられるとともに、ケラー二の色味もしっかり出た、彼女のシグネチャーなR&Bに仕上がっているのも素晴らしいです。

Lil’ Mo ft. Fabolous -「4Ever」

関連記事:Kehlani(ケラーニ)/ 成長し続けるリアリスティックR&Bアーティスト

5.Mike Classic – ROOM 112

ニューヨーク州クイーンズ出身のミュージシャンMike Classic(マイク・クラシック)の最新シングルです。

ここまでR&Bクラシックのオマージュ曲の紹介が立て続いていますが、今回ラストに紹介するこの曲も例に漏れず。

Teedra Mosesの2004年の代表曲「Be Your Girl」を大胆にサンプリングしていて、ボーカル、ラップと縦横無尽に歌い上げ、現代的な一曲に昇華されている感じが◎でした。

Teedra Moses – 「Be Your Girl」 

ピックアップ:R&B好きのためのムーブメント「R&B Lovers Club」が発足

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