最新R&Bを軸にしたプレイリスト「Take It Easy」Vol.51
Spotify、Apple Musicで公開しているR&Bを軸にしたレイドバックミュージックプレイリスト「Take It Easy」更新お知らせ記事です。プレイリストの中から5曲をピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。
プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。
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5 Picks
1.Jeremih – Sick (feat. 4batz)
シカゴ出身のR&Bシンガー兼プロデューサーJeremih（ジェレマイ）と、テキサス州出身の注目新人シンガー4batz（フォー・バッツ）のコラボ曲です。
I’m so sick of missing you, oh
Girl, you need to call me, call me, nah
‘Cause I’m so sick of missing you
I’m just being honest, honest, nah
Girl, I’m sick of missing you, oohgenius
会えなくてうんざりしてるんだ、ほんとに
なあ、電話くれよ、頼むから
だってもう、会えないのは限界だよ
これが俺の本音なんだ、正直に言ってる
マジで、会えないのは辛すぎる
コーラスでは会いたい気持ちを切実に歌います。しかし、この曲はただの会いたい気持ちだけでなく、「駆け引きはもうやめて、素直に俺の元に来てほしい」という思いが強く感じられます。
誠実に向き合いたい彼氏と、自由奔放な彼女といった構図の曲で、恋愛におけるすれ違いに共感できる人には特に響く楽曲だと思います。少しメランコリックなR&Bのサウンドも歌い手の感情を助長します。
2.Kiana Ledé – Natural
アリゾナ州フェニックス出身のR&BシンガーKiana Ledé（キアナ・レデ）の、ハロウィンにリリースされた3枚目のアルバム『Cut Ties』のリードシングル曲です。
この曲は、聴き心地最高なR&Bサウンドに乗せ、パートナーとの特別な関係性や親密さを正直に表現したラブソング。しかし、MVから伝わるのは恨みの感情で、そのコントラストが妙に魅力を放っています。映像と合わせて聴くと深く楽しめる一曲です。
詳しく考察＆解説した記事があるので、どんな内容なのか気になる方はそちらも是非。
関連記事：Kiana Ledéの「Natural」を考察＆解説 / 愛が深いほど鋭く突き刺さる怒り
3.Dajah Dorn – BRB (Hold It Down)
フロリダ州ジャクソンビル出身のR&BシンガーソングライターDajah Dorn（デイジャ・ドーン）のデビューEP『Having My Way』に収録された一曲。Faith Evansの「You Used To Love Me」を彷彿とさせる、落ち着いた雰囲気の90sライクなR&Bソングです。
Ooh, you wanna see me, but I be busy, baby
You swear that I don’t get it, get it (Can’t you see?)
Know this real life (Life)
If I miss your call, I’m on a flight, oh
Baby, don’t be tight (Tight)
Make it up to you later on tonight (‘Night)genius
会いたいんでしょ、でも私も忙しいのよ、ベイビー
あなたは、私が分かってないって思ってるんでしょ？（分かってる？）
これが現実なの
電話に出られないときは、飛行機に乗ってるのよ
だからイライラしないで（しないで）
今夜、ちゃんと埋め合わせするから（今夜ね）
この曲は、忙しい生活を送りながらも愛する人との関係を大切にしたいという気持ちを歌ったものです。彼女はとても多忙で、自分の夢や仕事のために飛び回っている様子が描かれています。
キャリアを追い求める中で自分の時間がどんどん削られているけれど、心の中ではちゃんと大切な人を想っているというメッセージが伝わってきます。
歌のトーンは前向きで、自立心が強く、芯のある女性像が浮かんできますね。
4.Summer Walker – Heart Of A Woman
アトランタ出身のR&BシンガーSummer Walker（サマー・ウォーカー）の、アルバム『Finally Over It』のリードシングルとしてリリースされた一曲。
ちなみに『Finally Over It』は、2018年の『Over It』、2021年の『Still Over It』に続く三部作の完結編だそうです。
Only thing that’s saving you (Oh-oh)
Is the heart of a woman
Yeah
Only thing that’s saving you, oh
Is the heart of a woman
Hey, yeahgenius
あなたを救ってるのは、私の女の情だけ
そうよ
あなたを救ってるのは、そう
私の女の情だけ
この曲は、愛する相手に対して複雑な感情を抱えながらも、なんとか関係を続けている女性側の心情を描いたバラード。曲中では、相手に対する強い愛情がある一方で、相手のプライドや自己中心的な行動に疲れ果てています。
それでも、彼女が相手を許し続けているのは、「heart of a woman（女性の優しさ・愛情深さ）」があるから。彼への愛情が支えであるものの、それにも限界が近づいていることが暗示されています。
特に「Only thing that’s saving you is the heart of a woman（あなたを救っているのは、私の女の情だけよ）」というフレーズが繰り返されており、「相手との関係を取り留めているのは、女性としての愛情深さや優しさだけだ」と歌っているのが印象深いです。
歌い口のか細さからは、その裏にある不安や弱さが垣間見える気もして、絶妙に愛と失望の間で揺れている感じが切ないです。
5.Jacquees – Touchdown
ジョージア州ディケーター出身のR&BシンガーJacquees（ジャクイーズ）のアルバム『Baby Making』に収録された一曲。
Touchdown
Hit the driver, text you, girl, I’m on the way
In town
And I wanna see you, sorry, know it’s late
Your towel
Wrapped around you right now, take it off your waist (Yeah)
And, baby, assume the position (Yeah)
Come and climb on top of me (Yeah)
I’ll kick back and recline my seat, babe (Recline)
You remind me of my Jeep (My Jeep)
I’ll put it in drive
And, baby, assume the position
タッチダウン
運転手に連絡して、君にメッセージ、「向かってるよ」
街に着いた
会いたいんだ、遅くなってごめん
そのタオル
腰に巻いてるのを外してくれ
さあ、構えて
俺の上に乗っておいで
シートを倒してリラックスするよ、ベイビー
君は俺のジープみたいに感じる
ギアを入れて
さあ、構えてくれ
この曲は、夜遅くに恋人のもとへ向かう男性の情熱的で官能的な心境を描いたラブソングです。彼が恋人に早く会いたいという焦がれる気持ちや、彼女と二人きりで過ごしたいという強い願望が込められています。
大人の関係を想起させる大胆な表現、恋人同士のプライベートで親密なひとときを求める気持ちなど、王道R&Bラブソングと言える一曲です。
