
Take It Easy Extra / 2021年に紹介しきれなかったR&B特集
2020年の春から、リラックスして聴ける最新のR&Bを紹介する「Take It Easy」というプレイリストを、Spotifyで更新しています。
随時アンテナを貼りながら最新曲を掘ってはいるものの、後になって発掘する曲もあったりするわけです。
一応「最新」とうたっているだけに、1年以上前のものをプレイリストに入れるのは気が引けまして…。ただそれを理由に紹介できないことに悔しい想いもありまして…。
そんな曲たちを紹介できればと思い、本記事で「2021年にリアルタイムでお届け出来なかった名曲たち」を紹介したいと思います。
- 1.Maya Delilah - Breakup Season (Feat. Samm Henshaw)
- 2.Nápoles - 4 In The Morning
- 3.Kadeem Tyrell - All My Love ft. Omar
- 4.MARG - Promise Me
- 5.Elle Eliades - Running
- 6.LaBlue & Astrønne - Keep it smooth
- 7.Brianna Knight - So Deep
- 8.RAYRAY - 8
- 9.Ju Kaia - Chit Chat
- 10.LAII - Energy
- 11.MS.Katana x JVC - SAME
- 12.Nia Sultana - Ambience
- 最後に
1.Maya Delilah – Breakup Season (Feat. Samm Henshaw)
リリース:2021年6月18日
収録作品:『It’s Not Me, It’s You』
イギリスのシンガーMaya Delilahの楽曲。同じくイギリスのシンガーソングライターSamm Henshawをフィーチャーした曲で、ハピネスなトラックに合わせ、別れをポジティブに捉える歌です。
Maya Delilahは、アデルやエイミー・ワインハウスなどを排出した名門BRITスクールの出身なのだそう。
2.Nápoles – 4 In The Morning
リリース:2021年10月
収録作品:『Cloud 9』
このブログでも以前曲を紹介したことのある、スウェーデンのストックホルムのシンガーNápolesの曲。落ち着いた雰囲気を醸し出すスロージャムです。
この曲は人生においてずっと一緒にいても飽きない、特別な人へのラブソングなのだそうです。
「この曲は基本的に、長い一日の後に抱きしめて帰りたくなるような特別な人に捧げるラブソングよ。人生には一緒にいても飽きない人がいることがある。”4 In The Morning”は、そんな関係についての曲なの」Wonderland
関連記事:最新R&Bプレイリスト「Take It Easy」Vol.2
3.Kadeem Tyrell – All My Love ft. Omar
リリース:2021年6月18日
イギリスのRnB/ソウルシンガー、Kadeem Tyrellの曲。彼の音楽は「癒し系のオルタナティブ・ソウルやエフォートレス(気取らないスタイル)なR&B」と表現されているそうで、この曲はまさにそれを象徴するような、柔らかい質感を持っていますね。
4.MARG – Promise Me
リリース:2021年8月27日
アルゼンチン生まれで、幼少期にアメリカへ移住し現在はロサンゼルスを拠点に活動するシンガーMARG(Margarita Landry)の曲です。
トラックのベースラインと、低く色気のあるトーンの歌声が絶妙にマッチしてます。
5.Elle Eliades – Running
リリース:2020年12月4日
こちらは2020年の曲なのですが、年末リリースということで紹介。オーストラリア・メルボルンのシンガーElle Eliadesの曲です。
彼女の代表曲であるこの曲は、Spotifyの「2021年のインディペンデントアーティストによる最高のトラックの1つ」にも選ばれたそうです。
6.LaBlue & Astrønne – Keep it smooth
リリース:2021年5月
収録作品:『Blue Phases』
Hiatus Kaiyote、D’Angelo、The Internet、Erykah Baduなどのアーティストの影響を受けるという、フランスの音楽デュオLaBlue & Astrønne。
6曲入りEP『Blue Phases』からの一曲で、全体的にスムースでありながらも、スネアの絶妙な強さが心地よい一曲です。EP『Blue Phases』は他の曲も素晴らしいので是非聞いて欲しいです。
7.Brianna Knight – So Deep
リリース:2021年5月
メアリー・J・ブライジ、ローリン・ヒル、ブランディなどから影響を受けるという、ニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライターBrianna Knightの曲。
90sR&Bの雰囲気を色濃く感じる曲で、ジャケットからもそれが感じとれるのが乙。今だからこその良さを感じます。
8.RAYRAY – 8
リリース:2021年1月8日
マンチェスター在住のシンガーソングライターRAYRAYの曲。この曲は彼女のファーストシングルにも関わらず、20日間で20万ストリームを達成した注目度の高い曲です。
この濃厚な「ザ・R&B」な感じが良いですね。
9.Ju Kaia – Chit Chat
リリース:2021年1月8日
デンマーク人シンガーJu Kaiaの曲。Spotifyでは10万ストリームを超えており、この「Chit Chat」よって彼女の名が広まったそうです。こうして日本人の自分が記事を書いているのもこの曲のおかげです。
H.E.R.のような成熟した声質が、メランコリックな雰囲気をまとっていて◎◎。
10.LAII – Energy
リリース:2021年1月8日
カナダ・トロントを拠点とするシンガーソングライターのLAIIの曲。フェイス・エヴァンスの「You Used to Love Me」を彷彿とさせる爽やかなトラックと、玲瓏な裏声が心地の良い一曲です。
彼女は、カナダや北米のメディアにもピックアップされた経歴のある、注目されている人物なのだそうです。
11.MS.Katana x JVC – SAME
リリース:2021年3月5日
ケニア/デンマーク出身のアーティストMS.Katanaと、プロデューサーのJohn Vincentによる曲。MS.Katanaにとってはセカンドシングルとなる曲で、スムースな歌声とビート感強めなトラックが耳を打ちます。
MS.Katanaの音楽スタイルは「R&Bとスワヒリソウルのセクシーでスムーズなサウンド」と表現されていた(R)のが興味深いポイントだなーと思いました。
12.Nia Sultana – Ambience
リリース:2021年9月22日
ブルックリン出身のシンガーNia Sultanaの曲で、彼女の次のEPからのリードシングルだそう。Nia Sultanaに関しては2019年リリースの「Coconut Water」から存在を知っていて、とても良いなと思っていたので、EPが出るのはテンション上がります。楽しみです。
最後に
特に今回紹介したアーティストを調べてみると、アメリカだけじゃなく、実は世界各国にいい曲出してるアーティストってゴロゴロいるのがわかりました。
基本的にUS/UK辺りの情報を探ることが多いので中々めぐり合わせは少ないですが、またバチッとアンテナにかかる曲があれば、国境関係なく紹介できたらと思います。