2022年6月 / 今月のチェックマーク作品リスト
その月にリリースされたもので、個人的にチェックした作品(アルバム・EP・ミックステープなど)をピックアップする記事です。
6月は以下のラインナップとなっております。
1.Arin Ray – Hello Poison
オハイオ州シンシナティ出身のArin Ray(アリン・レイ)の2作目。前作のEPから約3年間の休止期間を経ての作品だそう。Terrance Martin、D Smoke、VanJess、Ari Lennox、Ty Dolla $ign、Blxstなど個人的に好きなアーティストもフィーチャーされていて◎でした。
特にVanJessとの「Ms. Frustration」はバッチリ×100。
2.Nia Sultana – Bigger Dreams
ニューヨークのシンガーソングライターNia Sultana(ニア・スルタナ)のデビューEP。全体的に重低音強めなR&Bで、7曲作品という短さながらも内容が充実してます。
3.ewonee . – Source Codee
ニューヨークのトラックメーカーewoneeの最新作。図太くいなたいビート5曲がラインナップされています。
4.SZA – Ctrl(Deluxe)
言わずもがななシンガーSZAの名作『Ctrl』のデラックスエディション。7曲が追加され、ボリュームアップしています。
オリジナルの方は2017年リリースと、実は結構時間が経ってるので、聴き直す良い機会になりそうですね。
5.Wakai – To a Dark Boy
ルイジアナ州バトンルージュ出身のラッパーWakai(ワカイ)の新作アルバム。「南部ラップとネオソウルR&Bの雰囲気とグルーヴを融合させることを追求している」という彼の歌声・ラップとトラックの調和が素晴らしく、中毒性もある感じです。かっこいい。
6.Logic – Vinyl Days
メリーランド出身のラッパーLogicの7枚目のアルバム。Def Jamレーベルとの契約終了という節目の作品だそうです。
本作品は、DJ Premier、RZA、Royce da 5’9、The Game、AZ、Russ、Action Bronson、Wiz Khalifa、Curren$yなどなど、業界を代表するアーティストがフィーチャーされていて、スローバックを感じさせるブームバップビートが多用されています。
「文字通り、ヴァイナル、MPC、ブレイクビート、ラップだけです。これだけ!みたいな。」NPR
「Def Jamを離れるにあたって、これが俺のメジャーでの最後のアルバムになるわけだけど、Def Jamが築き上げてきたもの、つまりストレートなヒップホップを提供することが何よりも良い方法だと思ったんだ。」NPR
7.Kent Jamz – Fanclub
ロサンゼルスのラッパーKent Jamzの新作。
ラッパーのBuddyとのコラボアルバム『Janktape Vol.1』も良かった印象があって、今回もすぐにアンテナにひっかかりました。歌モノも多いし、リラックスして聴けます。
8.Chris Brown – Breezy
クリスブラウンの通算10枚目のアルバム。曲数の多さもありますが、ネオソウル系の音楽を好んで聴く筆者にとっては、やっぱクリスブラウン多彩だなーと感じるアルバムでした。伊達にメジャーシーンで10枚もアルバム出すキャリアを積んでいないと。
R&BトリオGuyの「Let’s Chill」をサンプリングした「We (Warm Embrace)」とか、こういう感じもやっちゃうのかって感じでした。
ちなみに貼り付けているのはリリースから一週間後に出たデラックスエディションです。アンダーソンパークがフィーチャーされた「Inner Peace」など、9曲が追加されています。
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