2024年2月 / 今月のチェックマーク作品リスト
その月にリリースされたもので、チェックマークを是非とも付けておきたい作品（アルバム・EP・ミックステープなど）をピックアップする記事です。
ということで、2月は以下のラインナップとなっております〜。
1.Terrence Léon – 『AMOROUS』
テキサス州オースティン出身のR&BアーティストTerrence Léon（テレンス・レオン）の最新EPです。本作はロマンチックで甘く、深みのあるテレンスのヴォーカルと、ソウルフルなプロダクションが溶けあいます。
ロマンティックで性的な欲望というテーマを描いているそうで、まさに「amorous（色っぽい）」の彩度が高めな曲ばかりです。
2.Terrace Martin – 『Her Thoughts』
西海岸のプロデューサー、マルチ・インストゥルメンタリストのTerrace Martin（テラス・マーティン）の最新作。
SZAの「Snooze」、「Kill Bill」、「I Hate U」、ココ・ジョーンズの「ICU」、スノー・アレグラの「Whoa」、H.E.R.の「Damage」という名曲6曲をカバーしていて、原曲の雰囲気はそのままに、テラスの深みのあるスパイスがふんだんに散りばめられた極上インストゥルメンタル作品です。
「ニューアルバムでは、大好きなアーティストの曲を6曲カバーした。『Her Thoughts』は、彼女たちが誰であり、何をしているのかに対する感謝の気持ちを伝えるための俺の方法なんだ。このアルバムを作るきっかけを作ってくれたパワフルな女性たちに愛を送るよ。」BroadwayWorld
彼のカバーはいつも深く聴き込んでしまうので、6曲という時間は一瞬です。
3.Usher – 『COMING HOME』
キングオブR&B、Usher（アッシャー）の2016年『Hard II Love』以来9枚目のソロアルバムであり、インディペンデントアーティストとして出した初めてのアルバム。2月11日のスーパーボウルLVIIIハーフタイムショーと合わせて注目された作品です。
このアルバム「COMING HOME」はラブストーリーを軸に、彼の人生の旅、個人的な成長と家庭への回帰を象徴しているのだとか。
「既婚男性から独身男性になり、自分自身で真実の愛を手に入れ、それを見つけ、そしてパートナーを見つけ、それが何であるか、そしてそれが何になったか、そして今もなりつつあるかの旅路に至るまで、俺はあらゆる世界を経験した」Entertainment Weekly
「その旅のアイデアは、ただ分かち合うことがとても心地よくて、自分が弱者であることを知ることができるこの場所に、ようやく帰ってきたように感じた。準備はできている。」Entertainment Weekly
彼のキャリアの集大成でもあり、キャリアの次の章でもある注目作品です。
4.Little Simz – 『Drop 7』
ロンドンを拠点に活動するラッパーLittle Simz（リトル・シムズ）の新作EP。2014年のデビュー・プロジェクト『Age 101: Drop 1』から続くシリーズの最新作でもあります。
ハウス、アフロビートなど、ダンサブル要素が高い作品で、中毒性の高さあり。そんな中、「I Ain’t Feeling It」のようなスムースで彼女のフローを楽しめる一曲もあり、熟練度の高さを感じました。
5.CUBE – 『Faces』
カナダ出身のミュージシャンCUBE（キューブ）のEP。彼は5歳からピアノを弾き、両親が家でかけていたジャズやR&Bに大きな影響を受けているといいます。
本作は、そんな幼少期から音楽漬けの彼のスムースサウンドを味わえる5曲が詰まった作品。3曲目「B.O.T.B.」には、韓国系アメリカ人ラッパーpH-1（ピーエイチワン）がフィーチャーされています。
6.IAMDDB – 『LOVE is WAR, Volume 6』
マンチェスター出身のアーティスト、IAMDDB（アイエムディーディービー）の最新作。トラップ、R&Bをはじめ、多彩さを感じさせるマルチな音楽を披露しています。
歌とラップがシームレスに行き交う、魅力的なDDBの世界に没頭できます。
