【Vol.10】最新R&Bを軸にしたプレイリスト「Take It Easy」

Spotify、Apple Musicで公開しているR&Bを軸にしたレイドバックミュージックプレイリスト「Take It Easy」更新お知らせ記事です。プレイリストの中から5曲をピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。

プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。

本プレイリストはすでにバックナンバーとしてアーカイブされています。Vol.10のプレイリスト内容はnoteの記事にて公開しているので(有料です)、プレイリストの応援も兼ねてチェックしてもらえると嬉しいです。購入していただけるととても励みになります〜!

note記事:「Take It Easy」Vol.10 バックナンバー/全曲の内容

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5 Picks

1.Lucky Daye – My Window ft. Mahalia

ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のシンガーLucky Daye(ラッキー・デイ)の7曲入りのEP『Table For Two』に収録された曲です。

EPには、

  1. Queen Naija
  2. Joyce Wrice
  3. Yebba
  4. Ari Lennox
  5. Tiana Major9
  6. Mahalia

と、今をときめくシンガーたちが集っていて、とても7曲とは思えないボリューム感。ただそんなボリューム感を感じさせないバラード集で、柔らかい質感のある作品でもあります。

客演アーティストを見て分かる通りの「女性にスポットライトを当てた」作品なんですが、その理由としてラッキーデイは、

特に有色人種の女性が歌で輝きを放つようになったのは、おそらくローリン・ヒル以来のことです。女性がチャートを席巻しているという話ですが、私はその燃料を燃やして後押しするエンジンの一つになりたかったのです。Lucky Daye Flips His Deepest Emotions Into Audible Art

と語り、もともとはマーヴィン・ゲイのアルバム『Marvin Gaye and His Girls』のような作品を作りたかったのだそうです。

今回紹介する「My Window」は、イギリス・レスター出身のシンガーMahalia(マヘリア)とのコラボ曲。冒頭のピアノメロディから、サビに至るまでの気持ちよさは本作品中でも一番グッと来ました。

曲の終わりにはAnn Peeblesの「I Can’t Stand the Rain」のメロディが挿入されているなど、隠れた聴きどころもあるのでぜひチェックして欲しいです。

I Can’t Stand the Rain

関連記事:セクシーかつスモーキーなシンガーLucky Dayeとは / 成功までの軌跡

2.Pink Sweat$ – Pink Family

ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のシンガーPink Sweat$(ピンク・スウェッツ)が、2021年2月12日にリリースしたファースト・アルバム『Pink Planet』からの一曲です。

アルバム『Pink Planet』は、「心地よい音」、「楽しい話」、「愛」、「人々が望むもの」を聞くことができる逃避場所を作りたかったという想いが込められているそうです。『Pink Planet』という名前は、「地球上に居場所がなくても、ここには居場所がある」。という想いに由来しているんだとか。

アルバム自体は18曲のボリューム感で、「Honesty」や、Kehlani(ケラーニ)をフィーチャーした「At My Worst」なんかも注目度の高い曲ですね。

Honesty
At My Worst (feat. Kehlani)

「Pink Family」は注目度こそ低いですが、個人的には好きな一曲でした。

関連記事:Kehlani(ケラーニ)/ 成長し続けるリアリスティックR&Bアーティスト

3.Phora feat. Destiny Rogers – “the art of letting go”

カリフォルニア州アナハイム育ち、コロナ出身のラッパーフォラ(Phora)の作品『Heartbreak hotel』に収録された曲です。

同じくカリフォルニア出身のシンガーDestiny Rogers(デスティニー・​ロジャース)の歌声から始まる曲で、寂しげ・空虚な感じのサウンドに効く、スネアの心地よさがツボな曲でした。

『Heartbreak hotel』はバレンタインデーに向けて制作されたそうで、恋愛・失恋とかメンタルヘルス的な部分を歌う作品だそう。全体を通して静かで落ち着いた印象の作品なので、内省的に音楽を聴きたいときに良いかもしれないです。

4.Joyce Wrice – On One Ft. Freddie Gibbs

LAのシンガーJoyce Wriceのデビューアルバム『Overgrown』にも収録された曲です。

ラッパーのFreddie Gibbs(フレディ・ギブス)をフィーチャーしたこの曲は、ミュージックビデオも公開されていて、LAでダンスパーティーが行われている模様が見られる内容となってます。

彼女がファンだったというフレディへのオファーはツイッターから行われたそうで、次の日にはスタジオへ曲を持っていったのだとか。アルバム自体も良作です!ぜひ!

関連記事:90’s R&Bの質感を感じるLAのシンガー「Joyce Wrice」

5.Trevor Jackson – Get To You

インディアナ州の俳優としても活躍するシンガーTrevor Jackson(トレバー・ジャクソン)の楽曲。彼のアルバム『The Love Language』にも収録されています。

この「Get To You」は嫉妬心によって元恋人を振り向かせようとする内容の曲です。MVからもその毒々しい感じが伝わってきますね。

知らずに聴くと穏やかなサウンドの曲ですが、MVのバイオレンス感や曲の内容と合わせると、人間味の強い曲なのが分かりますね。

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