最新R&Bを軸にしたプレイリスト「Take It Easy」Vol.45
Spotify、Apple Musicで公開しているR&Bを軸にしたレイドバックミュージックプレイリスト「Take It Easy」更新お知らせ記事です。プレイリストの中から5曲をピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。
プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。
5 Picks
1.Misha & Katori Walker – 「Buzz」
フィンランドのヘルシンキ在住で、ウクライナにルーツを持つ音楽プロデューサーMisha(ミーシャ)と、カリフォルニア出身のラッパー/シンガー・ソングライターであるKatori Walker(カトリ・ウォーカー)のコラボ曲で、Mishaのアルバム『Radiant』からのラストシングルです。
耳を揺さぶる重低音強めなトラック&歌とラップを行き来するKatori Walkerの鮮やかさ、フローがバッチリです。
ちなみに今回のプレイリストのトラック2には、Katori Walkerのアルバム『Mezzanine』より、「Ain’t Right」をリストイン。序盤からKatori Walkerで幕開けしていきます。
2.aimi & LEJKEYS – 「I’m OK」
R&Bシンガーaimiさんと、ロサンゼルスを拠点に活動するプロデューサーLEJKEYS(レジェイキーズ)のコラボ曲です。
強がってみても意味ないね
今は揺られて
どうしようもないわ
It’s all good yeah yeah yeah
余裕ぶってみても意味ないね
今は揺られて
Let me see your hands up
Hands up yeah yeah yeah
挫折や困難の中でも、肯定感を持ち続けることの大切さを教えてくれるような、自然体で前向きなフレーズが散りばめられた本曲。「自己受容」「内面の平和」など、最近のR&Bの大きな要素の一つとも言える、癒し効果のある一曲です。
上記の、aimiさんがパーソナリティを務めるR&Bポッドキャスト「Detox Lounge」でも語られていますが、プロデューサーのLEJKEYSは、aimiさんが尊敬するR&Bクイーン”Jhené Aiko”のアルバム『Chilombo』の共同エグゼクティブプロデューサーでもある人物。
サウンドヒーリングを深く掘り下げた『Chilombo』でも感じられるように、LEJKEYSが奏でる音楽は心地よい癒しと、ポジティブなエネルギーに満ち溢れていて、背中を押されます。
楽曲制作の背景もインスタリールで語られているので是非。
関連記事:Jhene Aiko(ジェネイ・アイコ)とは / 誠実な歌声で魅せるヒーリングシンガー
3.Khalid – 「Please Don’t Fall In Love With Me」
ジョージア州フォート・スチュワート生まれ、テキサス州エルパソ出身のシンガーソングライターKhalid(カリード)の新曲。失恋後の複雑な感情、それが自己認識や次の恋愛にどう影響しているかを描いています。
「Don’t fall in love with me (僕に恋しないで)」
という繰り返されるフレーズが特に印象的で、「自分自身に対する戒め」の要素や、自己防衛的な「相手に対する切ない願い(本当は好きだけど)」のような感情が汲み取れます。
控えめにも恋愛の痛みがジリジリと伝わってくる曲です。
ちなみにこの曲はAlicia Keysの「Unthinkable (I’m Ready)」をサンプリングしています。
4.Camper – 「I Need It (feat. Syd & Tank)」
ニュージャージーのグラミー賞受賞プロデューサーCamper(キャンパー)の2023年のソロ・シングル「Whatever You Say」に続く曲で、彼の次作『Campilation』に収録されるという一曲。
ロサンゼルス発、「The Internet」のフロントマンSyd(シド)と、ウィスコンシン州ミルウォーキー出身の、R&B界で高く評価されているアーティストTank(タンク)がフィーチャーされています。
「このコラボレーションは夢のようだ。僕ら3人が一緒に仕事ができたのは初めてだし、歴史を作ることができた。自分たちが好きなことをやって勝ったんだ。フィル・ジャクソン(元シカゴ・ブルズのコーチ)が言うように、トライアングル・オフェンスだ!」Rated R&B
Sydのシルキーな声と、Tankの甘美な声、それぞれの異なった味わいも感じられるし、至極芳醇な曲です。
5.4batz – 「act v: there goes another vase」
テキサス州ダラスのシンガー4batz(フォーバッツ)。「act ii: date @ 8」という曲で頭角を現し、同曲のドレイクとのリミックスで有名になった人物です。
ソウルフルで余裕ある豊かなボーカルが魅力。とは言いつつも「彼の本当の声は?」と言われていて、地声とは異なる高音ボイス変換した歌声を主体にスロージャムを披露しています。
謎も多いだけに、今後の動きが気になりすぎる人物です。