最新R&Bプレイリスト「Take It Easy」Vol.17 & 18
Spotify、Apple Musicで公開しているR&Bを軸にしたレイドバックミュージックプレイリスト「Take It Easy」更新お知らせ記事です。今回はVol.17と18のプレイリストの中から3曲ずつピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。
プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。
【#17】1.Jay Wile & Akshara – Anyway
サンアントニオ出身のR&BアーティストJay Wileと、ダラスを拠点に活動するシンガーソングライターAksharaのコラボソングです。
元々この曲は2020年のJay WileのEP『Better Times』に収録されていた曲なのですが、2022年になって再度最新リリースとして上がっていたのでリストイン。ひたすら心地良い系です。
Jay WileはEP・アルバム含め何作品かリリースしていて、どれもチルアウトな曲ばかりなので、お好きな方は他の作品も是非!
【#17】2.Teedra Moses, Eric Bellinger, Curren$y – Make Me(Remix)
ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のシンガーTeedra Mosesが昨年の5月にリリースしたシングル「Make Me」のREMIXバージョンです。LAのシンガーソングライターEric Bellingerと、ニューオーリンズの人気ラッパーCurren$yをフィーチャーしています。
シンセのグルーヴを基調として進むサウンドに乗り、Teedra Moses→Eric Bellinger→Curren$yとバトンが繋がっていきます。
三者三様の色が、この一曲で楽しめるのが魅力の一つだと思いました。
【#17】3.Vic Mensa – Can I Call U Baby (feat. Peter CottonTale)
シカゴのVic Mensaがバレンタインデーを記念してリリースしたプロジェクト『Vino Valentino』に収録された曲です。チャンスザラッパーの強力なコラボレーターであり、チャンスも所属するバンドthe Social ExperimentのメンバーでもあるPeter CottonTaleをフィーチャー。
この曲のビートはVic Mensa自身が手がけたのだとか(共同制作だと思います)。ベースのノリがたまらなく良いです。
【#18】1.R.A.E – Imposter
サウスロンドンのシンガーR.A.Eの最新曲です。彼女は自身の音楽を「Nineties, feel-good and eclectic(ナインティーズ、フィールグッド、エクレクティック)」と表現しているそうで、Left Eye、Da Brat、Mc Lyteなど、90年代を席巻したアーティストの影響を色濃く受けているのだとか。
この曲が出来たきっかけは、インポスター・シンドローム(自信を過小評価してしまう状態)に悩まされた経験がもとになっているそうです。
「私は幼い頃からインポスター・シンドロームに悩まされていたので、”Imposter”を書いたの。同じようにインポスター症候群に悩まされている人たちに、あなたは一人じゃないということを伝えたかった。この曲は、そんな人たちのためのものよ。この歌は真実で、心からまっすぐな歌なの。」TRENCH
よりリスナーに寄り添いたいとの想いから、この曲ができたのだとか。
ちなみにR.A.Eは「Rising Above Everything」の頭文字をとったものだそうです。
【#18】2.Zilo & Devin Tracy – Company
ロンドン出身のシンガーZiloと、フロリダ出身のシンガーソングライターDevin Tracyのコラボ曲。ど頭からのドープさに一瞬で引き込まれた曲です。
Devin Tracyに関しては『Soulection Black Label: Devin Tracy』というEPで存在を知っていて、これも素晴らしかったので、改めて要チェック人物にリストインしました。
Ziloは現在20代後半のシンガーで、音楽以外にも自身のシングルのアートワークを手掛けるなど、アーティスティックな人物のようです。いくつかアルバムもリリースしているので、気になる方は是非掘り下げてみてください。
【#18】3.Blue Lab Beats – Labels
Namali Kwaten(NK-OK)とDavid Mrakpor(MR DM)からなる、ロンドンのコンテンポラリージャズシーンを代表するBlue Lab Beatsのアルバム『Motherland Journey』に収録の曲です。同じくロンドンのシンガーTiana Major9と、ラッパーのKofi Stoneがフィーチャー。
6ヶ月ほど温めていたコード進行から始まったというこの曲は、UKの才能をボーカリストに起用したいと考えていたそうです。
この曲に参加した二人のアーティストは以下のようにコメントを出していました。
Tiana Major9「私たちは多くの場合、物事を複雑にしすぎてしまう。特に恋愛の初期段階ではね。それが正しいと思うからと言って、いつもレーベルを急いで探す必要はない。学んで、愛して、そして決めるんだ。」
The Line of Best Fit
Kofi Stone「レコードで話したことを経験していたから、胸の内を吐き出すには良かったよ。Blue Lab Beatsとの仕事は素晴らしい経験だった。彼らは信じられないほど才能のある紳士2人だ。彼らがもたらす音楽性がとにかく好きで、彼らと一緒にスタジオでくつろぐことができたよ。」
The Line of Best Fit
プレイリストにはもう一曲「Dat It」という曲を入れていて、インストなのですがこれもめちゃくちゃ良いので是非聴いて頂けたらと思います。
最後に
「Take It Easy」Vol.17 & 18の紹介でした。
今回はUK勢がちらほら出てきた印象で、もちろんアーティストそれぞれに特色はあれど、アメリカにはない雰囲気というか、色を改めて感じられた気がしています。
インディーアーティストも多く、なかなか人物像まで掘り下げるのは大変ですが、機会があれば色々と紹介できたらと思います!
バックナンバー:最新R&Bプレイリスト「Take It Easy」Vol.16