最新R&Bを軸にしたプレイリスト「Take It Easy」Vol.41

Spotify、Apple Musicで公開しているR&Bを軸にしたレイドバックミュージックプレイリスト「Take It Easy」更新お知らせ記事です。プレイリストの中から5曲をピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。

プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。

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5 Picks

1.No Guidnce – 「Is It A Crime(Unplugged)」

UKを拠点とする4人組ボーイズR&BグループNo Guidnce(ノー・ガイダンス)のEP『Unplugged』に収録。本曲は以前にリリースされている曲「Is It A Crime」のアレンジで、2023年6月リリースのEP『Is It A Crime? EP』にも収録されています。

「多くの美しい女性たちに魅力を感じることは間違っているのか?」という問いかけを行う歌で、クラブで出会うさまざまな女性たちをはじめ、「この世の女性たちみんなが美しくて選べない」と言うメッセージのある曲です。

Lyric

[Chorus: Josh & Ebubé, All]
Tell me, is it a crime to want them all?
(みんな欲しいって思うのは罪かい?)
How could I decide on either or?
(どっちを選べばいいのかどうやって決めればいいんだ?)
Too many beautiful girls in this world
(この世界には美しい女の子が多すぎる)
And up under these club lights they look even more fine, won’t lie
(このクラブのライトの下では、彼女たちはさらに素敵に見える、嘘じゃない)
So, is it a crime?
(だから、それって罪かな?)

ちなみにオリジナル曲はこちら。

No Guidnce – Is It A Crime?

2.WanMor – 「Please Don’t Go」

こちらも4人組のR&BボーイズグループWanMor(ワンモア)の新曲。ニュージャージー出身で、伝説的グループであるBoyz II Men(ボーイズ・II・メン)のメンバーWanyá Morris(ワンヤ・モリス)のご子息(実の兄弟だそう)のグループです。

そして本曲は、Boyz II Menのデビュー・アルバム『Cooleyhighharmony』からのシングルとしてリリースされた、名曲「Please Don’t Go」のカヴァー。音楽を通して時空を超えた一曲となっております。

それにしてもNo Guidnceしかり、WanMorしかり、それこそBoyz II MenやJodeci、Black Streetを彷彿とさせるような、90~00年代のボーイズグループがメキメキとシーンを潤しているのはなんだか嬉しく感じます。

ぜひ原曲とお聴き比べください。

Boyz II Men – 「Please Don’t Go」

3.Omarion – 「In Search Of」

ボーイズグループの流れが続く中、00年代を代表するボーイズグループB2Kの一員として活躍した歌手Omarion(オマリオン)の新作もリリースされています。

本曲はOmarionが5月にリリースしたプロジェクトの続編である『Full Circle: Sonic Book Two』に収録。なかなか甘めかつ、リラックスした雰囲気のサウンドが特徴的な一曲で、ツボを突かれたのでセレクトさせて頂きました。

Lyric

Is it a lie? Is it true? I don’t know
(それは嘘?それとも真実?分からない)
I don’t know what to feel no more
(もう何を感じていいか分からない)
I don’t know what’s real no more
(もう何が本当かも分からない)
All I know is that I’m feelin’ burnt out (Ooh)
(分かるのは、ただ燃え尽きてるってことだけ)

リリックはというと少し切なげ。人生での「何か」を模索する、どこか哀愁めいたものが歌い手から感じられます。彼は前作アルバムについては「弱さを力に変える場所に戻ってきた大事な瞬間。それが俺にとっての音楽だ。」と述べていて、本曲もその一角を感じさせるなと思いました。

「ポジティブな影響を与えられるアーティストは多くないんだ。”気分が良い”って感じだったり”これで何かやりたい”って思わせることができる人は、そうはいない。このプロジェクトを通して、俺は人々にインスピレーションを与えているんだ。これは、自分が弱さを力に変える場所に戻ってきた、大事な瞬間さ。今の俺にとって、音楽ってそういうことなんだ。」Rated R&B

4.LUCIIA – 「U FOR A MINUTE」

キューバのハバナとスウェーデンのマルメの両方にルーツを持つR&BアーティストLUCIIA(ルーシア)のセカンドEP『WITH II EYES』に収録された一曲。幼少期の感情を深く掘り下げたという歌で、共感力についての述べているのだそうです。

「”U FOR A MINUTE”は、自分を他人の立場に置いてみることについての曲。今回、私は同情心を持っていないことに気づいたんだ。私が苦しんできた痛みを人々に感じてもらい、一度は私の立場になってみてもらいたかったのよ。」WORDPLAY MAGAZINE

ちなみに彼女はデビューEP『365』をリリース後、スウェーデンではアメリカのグラミー賞に相当する音楽賞の「グラミス賞」と、スウェーデンの「インディー・グラミー」として知られている独立系アーティストに贈られる「マニフェスト賞」にノミネートされ、現在は国際的に活躍しているそうです。

これは要チェックアーティストですね。

『365(Extended Version)』

5.Ley Vara – 「fire」

カナダ・トロントを拠点に活動する新進気鋭のR&B/ソウル・シンガーLey Vara(レイ・ヴァラ)の新曲。彼女はインドネシア、フィンランド、ポーランドにルーツがあり、元々はインドネシアで生まれてその後カナダで育ったそうです。

17歳で音楽プロデューサーと出会い、本格的に音楽キャリアがスタートしたのだとか。

この曲「fire」は、愛情の強さゆえの苛立ちや不安が描かれている感情的な歌です。

Lyric

Got the feeling that you’re tired of me
(あなたは私にうんざりしてるみたい)
Tired of me
(うんざりしてる)
Tired of me
(うんざりしてる)
Fuck keeping your peace so baby fight for me
(平和を保つなんてクソくらえ、だからベイビー、私のために戦って)
Satisfy your cravings now you’re high give me
(満たされない欲求を、今、高揚感で満たしてよ)

キレのあるビートにノリつつも、どこかメランコリックな雰囲気がまた不思議な魅力を放っていると思いました。

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