
【Spotifyプレイリスト更新】リスト内の曲やアーティストを紹介#5
Spotifyプレイリスト「Take It Easy」の更新通知記事です。
リストインした曲の中からいくつか曲やアーティストをピックアップして軽く掘り下げます!
(※更新の度に内容が変わってます)
プレイリスト「Take It Easy」アーティスト紹介#5
Dinner Party – Freeze Tag (feat. Phoelix)
リストの一曲目は何といってもこちら。
- Terrace Martin
- Robert Glasper
- 9th Wonder
- Kamasi Washington
といった大物4名からなる新ユニット“Dinner Party”による一曲です。
この4人をギュッと凝縮して紹介しますと、
Terrace Martin
ロサンゼルス出身のミュージシャン。 これまでにはスヌープ・ドッグ、ララ・ハサウェイ、ハービー・ハンコック、ケンドリック・ラマーなどと共演。 ロバート・グラスパーのグループ"R+R=Now"の一人で、近年の活動ではケンドリック・ラマーの『To Pimp a Butterfly』へのアルバム貢献で知られてます。
Robert Glasper
テキサス州ヒューストン出身。新しいジャズの形を表現した名プロデューサー。ピアニスト。 グラミー賞は7回のノミネート、うち3部門を受賞。自身のアルバム『Black Radio』や、『Black Radio2』もその一つ。 彼もケンドリックラマーのアルバム『To Pimp A Butterfly』からの楽曲「These Walls」に貢献。 自身の率いるバンド"R+R=Now"がある。
9th Wonder
ノース・カロライナ州ウィンストン・セーラム出身のプロデューサー。 Jay-Z、Beyonce、Kendrick Lamar、Erykah Badu、Mary J. Bligeなどのアーティストを手掛ける。 Phonte、Big Poohとともにヒップホップグループ"Little Brother"のメンバーとして一時代を築く。 近年では自身のレーベルJamla Recordsにて、Rapsodyなどの名ラッパーを率いている。 個人的にはDJ Premier、Pete Rock、Large Professor、Erick Sermon、J Dillaのような往年の名プロデューサーと肩を並べる一人という認識です。
Kamasi Washington
カリフォルニア州ロサンゼルス出身のジャズ・サックス奏者。 3枚組のアルバム『The Epic』をリリースしたことにより、「future of the new jazz」と呼ばれるように。 ケンドリック・ラマーの『To Pimp a Butterfly』に参加している他、テラス・マーティン、カルロス・ニーニョ、ジョン・レジェンド、ラン・ザ・ジュエルズ、サンダーキャットなどのアルバムにも参加している。 彼の音楽はモーダル、ソウル・ジャズ、ファンク、ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックの境界線が無いと言われているそうです。
こんなとてつもない4人の新しいプロジェクトチームでがDinner Partyで、これら結成の話についてがRolling Stone誌で語られていまして、
1996年にジャズバンドのキャンプで知り合ったマーティンとグラスパーがグラスパーのR+R=NOWプロジェクトでツアーをしている間に、Dinner Partyは生まれました。
中心となるアイデアは、ジャズとソウルの要素を取り入れつつも、ヒップホップの要素を取り入れた新しいグループにしようというものでした。
そのために、マーティンは仲間のサックス奏者ワシントンとヒップホップの名プロデューサーである9th Wonderを参加させました。Dinner Partyは2019年末にロサンゼルスのChalice Studiosでデビューアルバムをレコーディングした。Rolling Stone
ということなんだそう。
アルバムもリリースされているので、是非聴いておきたい2020年の注目作品だと思います!
Raquel Rodriguez, Amber Navran – i know, i know
LA出身のシンガー「Raquel Rodriguez(ラケル・ロドリゲス)」と、同じくLAのR&Bバンド”Moonchild”のメンバーで、メイン・ボーカル/サックス、クラリネット、フルート奏者の「Amber Navran(アンバー・ナヴラン)」のコラボ曲です。
この二人の関係はと言うと、ロサンゼルスのUSC(University of Southern California)で一緒に音楽学校に通っていた頃からの友人だそうで、約およそ10年来の仲なのだとか。
この曲についてラケルは、「ある問題について、自分がどう感じているかを声に出すのに苦労した」。「私がこの問題についてどれだけ強く感じているかを(アンバーが)感じ取ってくれた」と前置きを語った上で、
2020年1月に、Moonchildとラケルが同じクルーズフェスティバル(The Capital Jazz Supercruise)に出演していたことがきっかけで、「私たちは最初にこの曲を作り始めたのは海にいる時だった。」と語っています。
また、「この曲でアンバーと一緒に仕事をするのは簡単で、とても充実していた。」とか、「彼女は信じられないほどのミュージシャンで、彼女のビートメイキングのスタイルは私の中で急速に成長していった。」とか、そんなことも語っているので、よほどの信頼をアンバーに寄せているんだろうなーと思いました!
ラケルはこの曲の後に、以前のプレイリストの回で紹介した「MXXWLL」との曲「Crybaby」もリリースしているので、プレイリストには入れていませんが是非聴いてみて下さい!(めちゃめちゃ良いです。次回のプレイリストに入れようかな)
Albert Posis – Comeback
カリフォルニア州サンディエゴ出身のフィリピン系アメリカ人R&Bシンガー/ソングライター/ミュージシャンのAlbert Posis(アルバート・ポーシス)。
彼の情報がなかなか見つからず、かなりざっくりとしたご紹介になりますが、
アルバートのキャリアスタートはYotubeチャンネルに楽曲を公開することで、キャリアを成長させていったのだそうです。
2012年にLAのプロデューサーJesse Barreraとの10曲入りのプロジェクト『Higher』をリリースし、
その後は同じくカリフォルニア州サンディエゴ出身のフィリピン系のアメリカ人R&BシンガーMark Mejiaとの楽曲「When We Were Us」などをリリース。
2018年にアルバートは、Jesse Barreraと再結成して、いくつか楽曲をリリース。そして今回の「Comeback」が2020年最新の一曲といった感じです。
彼の曲は本当に落ち着いた感じというか、柔らかい、リラックスしたイメージの曲が多くて、2000年代を彷彿とさせるスイートなR&Bの質感がありつつも、「Comeback」のようなビートがしっかりした曲だったり「Enough」のような西海岸の空気が感じられる曲があるのも好きです。
Summer Walker – SWV ft.NO1-NOAH
アトランタのシンガーSummer Walker(サマー・ウォーカー)がリリースしたEP『Life on Earth』に収録されている一曲です。
ちなみにこの曲にフィーチャーされているNO1-NOAHというアーティストに関してですが、彼はソングライター/プロデューサーという肩書きを持っている人物であり、代表作としては9トラックのプロジェクト『Feeling In Color』有名だそうです。
Brandy – Saving All My Love
今回最後にご紹介するのは注目のアルバム『b7』をリリースした、歌姫ブランディーの一曲です。
アルバムの幕開けとなるこの曲は、過去プレイリストインしていたアーティストCamperがプロデュースに関わっている曲で(というかアルバムを通して関わっている。というかアルバムの指揮権が彼にあったみたい)、個人的にはトラックの質や、ヴォーカルの透き通った感じがベストマッチで一番好きかもしれない一曲です。
レーベルの問題等で、前作から約8年という歳月がかかったアルバムになった本作についてブランディーは、
こんなに時間がかかってしまったのは本当に嫌だけど、急がなくて良かったと思っている。私にとって、このアルバムは私の最後のプロジェクトのようなものだと思っていました。どんなサウンドにしたいのか?自分をどう表現したいのか?そうやって時間をかけて作ったんだ。Rolling Stone
と語っていて、自分と向き合い、自分らしさのある作品に仕上がっているみたいです!
チャンス・ザ・ラッパーとの「Baby Mama」や、「Borderline」といったシングルを含む、『b7』も是非聴いておきたい2020年の注目作品だと思います!
といった感じで今回はここまでです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!