2023年9月 / 今月のチェックマーク作品リスト

その月にリリースされたもので、チェックマークを是非とも付けておきたい作品(アルバム・EP・ミックステープなど)をピックアップする記事です。

9月は以下のラインナップとなっております〜。

1.Smoke DZA & Flying Lotus – 『Flying Objects』


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ニューヨークのハーレムのラッパーSmoke DZAとロサンゼルス出身のプロデューサーFlying LotusのコラボレーションEP。ザルーツのBlack Thoughtや、Estelle、Conway The Machineなどがフィーチャーされています。

わずか5曲という短編ながら内容は濃密で、年間最優秀EP候補との声も上がっているほど評価の高い作品です。

2.Alecs DeLarge – 『Alecs in Wonderland』


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イギリスのヒップホップ・アーティストAlecs DeLargeのセルフ・プロデュースによるデビューアルバム。「Wonderland」とは、彼が住んでいる団地の窓の外の世界から逃げるために作った理想の世界を指しているそうで、アルバムは彼の心の中を表現。孤独や狂気がテーマになっているそう、

90年代のアニメや様々なラップの知識、80年代のポップやフレンチプログレッシブロックなど、さまざまなジャンルからの影響が反映された渋くも新しさが光る作品です。

3.Tone Stith – 『P.O.V』


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サウス・ジャージー出身のR&BアーティストTone Stith最新EP。彼の人生での経験(特に心の痛み)を通じた自己成長を経て、自身の行動に対する責任を受け入れた、その内省と感情を注ぎ込んだEPだそうです。

メロディ、リズム感、スムースな歌声、どれをとっても卓越した魅力を備えた一作。7曲あっという間に終わります。

4.Nas – 『Magic 3』


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ラッパーNasの17枚目のスタジオ・アルバムです。彼の50歳の誕生日、2023年9月14日にリリースされたこのアルバムは、『Magic 2』に続くナスの『Magic』シリーズの第3弾。また、Hit-BoyがプロデュースしたNasのアルバムとして、『King’s Disease』3部作と前2作の『Magic』に続く6作目です。

彼らの活動の最終章を飾る作品でもあるそうで、ヒットボーイは本作を「最高傑作」と述べています。ちなみにNasはKD1とKD3が好きなのだとか。

5.Diddy – 『The Love Album: Off the Grid』


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Diddyの17年ぶりとなるソロアルバム。彼が2022年に立ち上げたR&Bに特化した新レーベル”Love Records”からのリリースで、ベテランから現行で大活躍するアーティストまで、豪華な豪華なフィーチャリングアーティストに彩られた作品です。

R&B好きでなくとも一度は耳に(目に)したことのあるばかりで、大消費社会な現代(コンテンツが溢れすぎて曲や作品の尺が短くなっている)ながら、23曲という大ボリュームが逆にバラエティに富んだ嬉しい尺になっています。

「このアルバムは、アルゴリズムや時代のトレンドに合わせるために作られたのではなく、魂に触れ、R&Bの未来を形作る最高のアーティスト、ライター、プロデューサーと共に、俺のストーリーを自由に表現するために作られたんだ。」VARIETY

6.DJ Premier – 『Beats That Collected Dust, Vol. 3』


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生きる伝説、DJ Premierの2011年にスタートした「Beats That Collected Dust」シリーズの第3弾。ウェストサイド・ガン、ケンドリック・ラマー、カニエ・ウェストなどのアーティストのために作られたビート集です。

シンプルなのに深みと奥行きがある18曲は必聴。

「ユニークなリリースが好きで、『Beats That Collected Dust』は本当にユニークだ。また、プロジェクトのタイトルをつけるプロセスも大好きなんだ」HYPEBEAST

「俺はずっとプロデュースするすべてのプロジェクトのタイトルを決める責任を持っていて、『Beats That Collected Dust』はぴったりの名前だ。そのフォーマットはオリジナルなツールで、トークベッドやフリースタイル、詩を書くこと、単に聞くことと同じくらいオリジナルだね。」HYPEBEAST

7.Declaime & Theory Hazit – 『Rocketman』


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カリフォルニア出身、MadlibやLootpackなど、西海岸アングラヒップホップの立役者的存在Declaimeと、オハイオ出身のプロデューサーのTheory Hazitがタッグを組んだアルバム。

ブーンバップでいなたい質感と、Rocketmanというだけある、スペーシーな質感とが心地よく融合した印象の作品です。

8.Kipp Stone – 『66689 BLVD Prequel』


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オハイオ州クリーブランド出身のラッパー/プロデューサーのKipp Stoneの最新アルバム。自己評価を常に追求し、感情の起伏に富んだ内容で、内省的で葛藤に満ちた作品と評価されています。

落ち着いていて、グルーヴィーで、ソウルフルなトラックもまた内省の雰囲気を助長させます。

9.Kenyon Dixon – 『The R&B You Love』


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ロサンゼルス出身のR&BアーティストKenyon Dixonの最新アルバム。R&B黄金時代へのオマージュはもとより、再来を感じさせるR&Bのスピリットを色濃く反映する作品です。

「これが聴きたかった」というR&Bの魅力的な側面をおさえつつ、彼のメロウゾーンに引き込む感じが◎◎◎。

「現代のR&Bにもっと多くを求め、期待させることが私の使命なんだ。R&Bは神聖なジャンルであり、スタジオからスピーカー、ステージに至るまで、あらゆる場所で最高の表現に値する。このアルバムを聴いて、R&Bに惚れ直してほしい。」ESSENCE

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