
【Spotifyプレイリスト更新】リスト内の曲やアーティストを紹介#3&4
Spotifyプレイリスト「Take It Easy」の更新通知記事、、なんですが前回の更新が間に合わずvol.3とvol.4をダブルで紹介いたしますー。
このシリーズではプレイリスト内のアーティストの情報などを紹介しているのですが、vol.3は更新後見れないので、見てくれていた方だったり、こんなアーティストがリストインしていたよーてきな感じで見て頂ければ幸いです!
(※更新の度に内容が変わってます)
プレイリスト「Take It Easy」アーティスト紹介#3編
Jacob Collier – All I Need (with Mahalia & Ty Dolla $ign)
イギリスはロンドンを拠点とするアーティストJacob Collier。その肩書きは沢山あって、歌手・編曲家・作曲家・プロデューサー・マルチインストゥルメンタリストなどなど、マルチに活躍する音楽家です。
これまでには、
- 「You and I」
- 「Flintstones」
- 「Moon River」
- 「All Night Long」
の4曲でグラミー賞を全て受賞しているモンスターアーティストです。
もともと2012年~頃に、スティーヴィー・ワンダー「Don’t You Worry ‘bout a Thing」などカバーをして、そのスプリットスクリーンビデオ(画面分割されている映像手法のビデオ)がYouTubeでバズったのが始まりだったそう。
そういった流れから、クインシー・ジョーンズに見出されて、クインシー・ジョーンズのマネジメント会社と契約。2016年にはデビューアルバム『In My Room』をリリースしています。
恐らく彼の楽曲で一番有名なのが、カナダのシンガーDaniel Caesarをフィーチャーした「Time Alone With You」で、今後リリースされる予定の4枚目のアルバム『Djesse Vol.3』の1stシングルです。
で今回プレイリストインしている「All I Need」は、このアルバム『Djesse Vol.3』の3rdシングルで、イギリスのシンガーMahaliaと、LAのシンガーTy Dolla $ignがフィーチャーされた一曲です。
冒頭に張り付けている動画は、アメリカで有名なトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」でのパフォーマンス映像で、自撮りなんかを交えたJacob Collierならではのパフォーマンスになっています。
Steve Arrington – The Joys of Love, feat. Mndsgn & Devin Morrison
イリノイ州グレートレイクスで生まれ。オハイオ州デイトンで育ったドラマーSteve Arringtonが西海岸のエーベルStones Throwから発表した一曲。
Steve Arringtonは78年に、ファンクバンドSlave(スレイブ)にパーカッションやドラマー、バッキングボーカリストとして参加。(それ以前もいくつかのバンドで演奏していたそう)
元々はパーカッショニストとバックグラウンド・シンガーとしてキャリアをスタートさせていたそうなのですが、Slaveの
なんかではリードヴォーカリストとしても活躍したのだとか。
Slave脱退後はSteve Arrington’s Hall Of Fameとして83年の「Weak at the Knees」や、ソロで85年の「Dancin’ in the Key of Life」でヒット&成功を収め、
2010年頃からStones Throwまわりのアーティストとコラボしだしてしたみたいです。
この「The Joys of Love」は客演でMndsgn & Devin Morrisonという、以前記事で紹介したシンガーJoyce Wriceなんかとも頻繁にコラボしているメンツで、テキストで見た段階から「良さそう」がヒシヒシと伝わってくる。(実際に最高です)そんな一曲です。
MXXWLL – THINGS U DO feat.Kyle Dion
MXXWLLはオーストラリアのシドニー出身のプロデューサーで、読み方は多分ですが「マックスウェル」って読むっぽいです。
父親がドラマー兼プロデューサーで、母親がバッキング・ボーカリストという音楽一家な家庭で育った彼は、10代でビートルズから、レゲエ、オーストラリアンロック&ポップ、アリシア・キーズのアルバム『Songs In A Minor』とジル・スコットのアルバム『Who is Jill Scott? Words And Sounds Vol.1』などなどを聞いて育ったそう。ちなみに彼の好きなアーティストは、
- Kashif
- J Dilla
- OutKast
- Return To Forever
- D’Angelo
- D-Train
- Battlecat
- Thundercat
だそうです。(同じ匂いを感じてる方もいるのでは)
あげていたオンラインビデオがDJジャジー・ジェフやスヌープ・ドッグの支持も集めていたりと大物からのお墨付きもアリと言った感じです。(↓このビデオかどうかは不明です)
ちなみにTy Dolla SignとJ. Coleの「Purple Emoji」という楽曲もプロデュースしています。
プレイリスト「Take It Easy」アーティスト紹介#4編
Camper – Grip
今回プレイリストの幕開けとして一曲目にインしているのがCamper「Grip」という曲です。
Camperは凄腕プロデューサーと知られている人物で、これまでには2012年、2013年、2018年とグラミー賞ノミネート曲が3つもあります。(H.E.R.のアルバムを合わせると4つで、アルバムは「BEST R&B ALBUM」を受賞)
ノミネート曲
- 【2012年 BEST R&B SONG】 Elle Varner – 「Refill」
- 【2013年 BEST R&B SONG】 Tamar Braxton – 「Love And War」
- 【2018年 BEST R&B SONG】 H.E.R. -「Focus」
前述の2018年BEST R&B SONGにノミネートされた「Focus」を含むH.E.R.のアルバム『H.E.R.』はこの年の「BEST R&B ALBUM」を受賞した一作で、このアルバムの数曲は彼がプロデュースやライティングに関わっている曲たちです。
他にもMary J. Bligeの曲に関わっていたり、
現在はBrandyの新作『B7』の製作に取り掛かっていると噂のCamperが、待望のソロ曲として放たれたのが今回の「Grip」です!
関連記事:H.E.R. / 匿名でデビューした若きR&Bアイコンの正体
Josh Waters – Just the Same
ミシシッピ州ハティスバーグ出身のJosh Watersは、15歳の頃より音楽のレコーディングを開始。母親は歌手で、兄はミュージシャンという家庭で育ったそうです。
初期の活動で有名なキャリアの一つがSmoke DZAと共演した一曲「This Fire」で、
これが2017年のアルバム『143』に収録。このアルバムにはBig K.R.I.T.がプロダクションしたという「Art of War(featuring Res)」という曲も収録されてます。
その後、2019年に『Honey』。今年の春には『The Heart Suit』がリリースされています。
今回リストインした「Just the Same」はこの『The Heart Suit』に収録された一曲です!
H.E.R. – I Can’t Breathe
Camper – Gripのところでもご紹介の通り、グラミー賞も受賞したシンガーH.E.R.がこの度リリースした新曲「I Can’t Breathe」。
この曲は、「iHeartRadio」というポッドキャストやストリーミングラジオのプラットフォームが開く「iHeartRadio Living Room Series」というトップ・アーティストのパフォーマンスを毎週お届けするというシリーズ企画で披露された一曲です。
H.E.R.は、「タイトルだけで、この曲には、何かとても、とても、とても、痛々しくて、とても明快な意味が込められていることがわかると思います」と語りました。Pitchfork
と「I Can’t Breathe(息ができない)」というタイトルの、意味の重さについて言及していて、これは最近アメリカ国内で、ジョージ・フロイドさんの身に起きた痛ましい事件について語っているものです。
続けてH.E.R.は、
この歌詞は、今起きていること、そして私たちが見なければならない変化についての会話から生まれたものだから、書くのは簡単だったわ。音楽は変化や癒しをもたらす、時にパワフルなものだと思う。そして、この曲がそれを実現してくれることを願っています。Pitchfork
と述べ、音楽で貢献できることについてを自らに綴った一曲でもあります。
こんな感じで、ここ一か月くらいは多くのアーティストがこの事件(厳密には事件そのものだけでなく、人種差別が起こっている情勢や体制について)言及する声が多く上がっていて、H.E.R.のように音楽でそれについて触れるアーティストも沢山いました。
みなさんも「Black Lives Matter」や「BLM」といったハッシュタグのついた投稿も、SNS等で沢山見たと思います。
「会ったこともない男のために泣いたのは初めてだった 。私自身が、兄弟が、姉妹がジョージ・フロイドだと。これ以上黙っているわけにはいかないし、黙っているつもりもない。」
と語っています。
Leon Bridges – 「Sweeter ft. Terrace Martin」https://t.co/jPqqptZHhA
— cookie (@cookiesym) June 9, 2020
アリシア・キーズが、無意味な暴力や警察の残虐行為、ストリートでの生活の冷たさなどで子供を失った人々のために、母親の視点から歌う最新シングル「Perfect Way To Die」をリリース!
この曲は、近日発売予定のアルバム『ALICIA』からの一曲だそうです。https://t.co/6cc7mE3d9E
— cookie (@cookiesym) June 23, 2020
上のツイートの通り、今回の#4リストにインしているLeon Bridgesの「Sweeter ft. Terrace Martin」や、アリシア・キーズの「Perfect Way To Die」もそういった事に関連している曲で、
島国である日本に住んでいて、人種差別といったような出来事に、なかなか馴染みの浅い自分にとっても考えさせられるものが沢山ありました。
と、いうところで今回の更新通知はここまでです!プレイリストがSpotifyユーザーだけで申し訳ないんですが、いいなーと思ったら「いいね」つけてくれると嬉しいです!ではまた!