最新R&Bプレイリスト「Take It Easy」Vol.16
Spotifyで公開している最新R&Bのプレイリスト「Take It Easy」更新お知らせ記事です。
今回はVol.16。プレイリストの中から5曲をピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。
プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。
Alex Isley, Jack Dine – Still Wonder (ft. Robert Glasper)
リリース:2021年11月19日
伝説の音楽グループである、アイズレー・ブラザーズのアーニー・アイズレーの娘Alex Isley(アレックス・アイズレー)と、グラミー賞ノミネートプロデューサーでもある、ニューヨーク州ブロンクス出身のプロデューサーJack Dine(ジャック・ダイン)のコラボレーションソング。ヒューストン出身のジャズ・ピアニスト/音楽プロデューサーRobert Glasper(ロバート・グラスパー)をゲストに迎えた一曲です。
今後リリースされるAlex IsleyとJack Dineアルバムからの作品で、過去の恋人の喪失感を儚くも美しく表現した歌です。
Robert Glasperのピアノにとてつもないアシスト力があって、良い意味で表現できない美しさがありますね。
Dionne Warwick – Nothing’s Impossible (ft. Chance The Rapper)
リリース:2021年11月26日
ポップ界で数え切れないほどの功績を上げ、あのホイットニー・ヒューストンの叔母としても知られる伝説的な歌手Dionne Warwick(ディオンヌ・ワーウィック)とChance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)のコラボレーションソング。
このコラボは、2020年の12月にDionne Warwickがチャンスに宛てた
「Hi, @chancetherapper あなたは明らかなラッパーなのに、なぜそれをステージネームに入れたの?そのことが頭から離れないわ。」
というツイートがきっかけで実現したのだとか。
またこの曲は、飢餓に取り組むワーウィックが立ち上げたチャリティプロジェクト「Hunger: Not Impossible」と、チャンスが立ち上げたシカゴの若者を応援するチャリティ活動「SocialWorks」に貢献する歌だそうです。
このコラボレーションについては、チャンスの母親であるリサ・ベネットも「誇りに思う」と感動のツイートをしています。
I grew up listening to @dionnewarwick one of my mom’s favorite vocalists and now my son @chancetherapper records a song for charity with her is a wonderful!!! Nothings Impossible! Very Blessed and very Proud Ma! Thank You!! 🙏🏾🙏🏾🧡🙏🏾🙏🏾
— LisaB/HeyMa (@TheRealHeyMa) November 27, 2021
リサ・ベネット「私は母のお気に入りのボーカリストである@dionnewarwickを聴いて育ったのだけど、今度は息子の@chancetherapperが母と一緒にチャリティのための曲を録音するなんて、素晴らしいことだわ!!! 不可能なことはない! とても恵まれていて、とても誇りに思います。ありがとうございます!!🙏🏾🙏🏾🧡🙏🏾🙏🏾」
声の温かみをここまで深く感じられる曲ってなかなか無いんじゃないかなと思います。このハートフルな雰囲気、優しげなサウンド、どれを取っても良い曲。チャリティソングにも最適だと思いました。
関連記事:チャンス・ザ・ラッパー(Chance The Rapper)を紹介 / 経歴からリリースアルバムまで
Ama Lou – Trust Nobody
リリース:2021年10月29日
収録作品:『AT LEAST WE HAVE THIS』
Mahalia、Ray BLK、Jorja Smithなどとも関わるイギリスはノースロンドンのシンガーソングライターAma Lou(アマ・ルー)のプロジェクト『AT LEAST WE HAVE THIS』のファーストシングルとしてリリースされた一曲。D33J&Shlohmoという、西海岸のプロデューサーをフィーチャーしています。
落ち着いたフレーバーのある歌声と、彼女の内省的な想いを披露した歌です。
Stacy Epps, Saharas Greenery – RECEIVE
リリース:2022年1月11日
アトランタのレア・グルーヴ・ボーカリストStacy Eppsと、メリーランドのプロデューサーSaharas Greeneryのコラボレーション曲。Madlib、MF DOOM、OH NO、Wildchild、J Rawls、Scienz of Lifeなど、いなたいアーティストとの共演を果たすStacy Eppsの最新シングルです。
リリース日である1月11日には意味があるそうで、
「111は、豊かさ、顕在化、新しい可能性、スピリチュアルな目覚めを象徴するエンジェルナンバーなの」soulbounce
と語り、エネルギー性のある曲であることを強調しています。
ど頭から惹き込まれる図太さ・重さに惹き込まれる曲でした。
Col3trane – Bag (with Lucky Daye)
リリース:2022年1月28日
ロンドンで活躍するアーティストCol3traneと、ニューオーリンズ出身の人気シンガーLucky Dayeのコラボソング。この曲は、Col3traneが近日公開する予定のアルバム『Lush Life』のリリースに向けた曲なのだそう。
思いを寄せる、片思いの相手の興味を引こうとする男の歌で、諦めやフラストレーションを抱える様子が描かれています。
ビート感はしっかりしつつも、スムースでウェットなこの感じ、大好きです。
関連記事:セクシーかつスモーキーなシンガーLucky Dayeとは / 成功までの軌跡
最後に
「Take It Easy」Vol.16の紹介でした。今回は「コラボレーション回」ともいえるくらい、アーティストが意気投合した曲が多めでした。全部好きだからプレイリストにしてるんですが、特にDionne WarwickとChance The Rapperのコラボは食らいました。ここまで曲で温かさが表現できるのかと。素晴らしい。
というわけで今回はここまで。何気に16回も更新していることに自分でビビりました。
これからも継続していけるように頑張ります。最後までお読み頂いた方、ありがとうございました。
バックナンバー:最新R&Bプレイリスト「Take It Easy」Vol.15