最新R&Bプレイリスト「Take It Easy」Vol.22 & 23

Spotify、Apple Musicで公開しているR&Bを軸にしたレイドバックミュージックプレイリスト「Take It Easy」更新お知らせ記事です。プレイリストの中から5曲をピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。今回はVol.22とVol.23を一挙に紹介。

プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。

Spotify

Apple Music

【#22】 1.Arin Ray – Ms. Frustration (feat. VanJess)

オハイオ州シンシナティ出身のアーティストArin Ray(アリン・レイ)の2作目のアルバムに収録された曲です。LAを拠点に活動する姉妹シンガーデュオのVanJessをフィーチャー。ずっしりと重めなビートにArin Rayの爽やかな声がかけ抜けます。VanJessのセクシーな歌声もベストマッチですね。

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【#22】 2.Nia Sultana – Element

ニューヨークのシンガーソングライターNia Sultana(ニア・スルタナ)のデビューEP『Bigger Dreams』に収録。「Take It Easy Extra / 2021年に紹介しきれなかったR&B特集」の記事でも紹介したのですが、彼女は2019年の「Coconut Water」っていう曲の頃からチェックしてまして、今回もバッチリ好みな感じの作品をリリースしてくれました。

Nia Sultana – Coconut Water

【#22】 3.SZA – 2AM

SZAの名前を世に知らしめたといっても過言ではない名作中の名作『Ctrl』のデラックスエディションに収録された追加トラックです。

ちなみに曲の最後に収録されているのは、SZAの未発表曲「Inside Man」のスニペット(一部分)です。公式リリースはされていないんですが、2019年にネット上に流出していまして、某有名動画サイトなんかで聞けちゃったりします。

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【#22】 4.Ambré – Superstitious

ルイジアナ州ニューオリンズ出身のシンガーで、ジェイ・Z率いる音楽レーベル”ロックネイション”ともサインしているAmbré(アンブレ)の楽曲。6月にリリースされたばかりの新作『3000°』に収録されています。

「この作品は私自身の見方、私の出身地、そして私の愛する人たちを反映しているので、私にとってとても大切なものなの。ニューオリンズが私を作ってくれたのだから、そのことに間違いはない。私のファンや新しいリスナーもその心を感じて、このEPで私が作り上げた世界に浸ってくれることを願っているわ。」Rated R&B

関連記事:Ambréとは / ソフトで繊細なボーカルを持つ魂のメロディメーカー

【#22】 5.Kit Presley, Renzo – brat

出身地など詳しい情報がわからないのですが、Kit Presleyという女性シンガーの楽曲です。ギターの音色が心地よい夏らしいプロダクションと、彼女の透き通った歌声、コンビネーションがバッチリです。

【#23】 1.Mack Keane & ESTA. – Thought Of You (feat. Joyce Wrice)

ロサンゼルス・カリフォルニアを拠点に活動するシンガーソングライターMack Keane(マック・キーン)と、プロデューサーのESTAのコラボ楽曲。同じくロサンゼルスの人気シンガーJoyce Wriceをフィーチャーした一曲です。

この曲はMack KeaneとESTAのコラボレーションEP『Intersections』収録されてます。終始レイドバックで、シックで、幻想的でもあるような作品なので、気になる方はEPも是非。

関連記事:Joyce Wriceとは / 艶やかな歌声を持つ日系R&Bシンガー

【#23】 2.Jac Ross – So Into You ft. D-Nice

フロリダ出身のシンガーJac Ross(ジャック・ロス)が、カナダ・オンタリオ州出身の伝説的R&B歌手Tamia(タミア)の1998年の名曲「So Into You」をカバー。D-NiceとプロデューサーのRodney “Darkchild” Jerkinsのアシストによって感動的バラードへとしっかり昇華されています。

実はプレイリストの前半(Vol.22)の方では、thuyというシンガーの同曲のカバーをリストインしています。Spotify限定なので、Spotifyユーザーの方は是非聴いてみて欲しいと思います。

もちろん原曲もかなりやばいので、「知らなかった」という方はこちらも必聴です!

Tamia – So Into You

【#23】 3.Kenyon Dixon – Love on Replay

グラミー賞にノミネート歴もある、ロサンゼルスのサウスセントラル出身のシンガーソングライターKenyon Dixon(ケニヨン・ディクソン)のアルバム『Closer』に収録の曲です。アルバム全体でははメロディアスな楽曲が多く、「純度の高いR&B感」を感じます。

彼はこのアルバムにおけるインタビューで、R&Bの核となる要素が、「メロディ」「歌唱力」「文脈と脆弱性」「感情表現」「スピリチュアリティ」と語っていたのが面白く、深い話だなと感じました。ということでインタビューを一部抜粋させていただきます。

R&Bの核となる要素は何でしょうか?

メロディだね。僕たちが知っている曲、僕たちが好んで歌う曲、それがメロディ。それから、単純に聞こえるかもしれないけど、実際に歌うことだ。歌はR&B音楽の大きな部分を占めています。僕たちはそれを見逃しているんだ。もうひとつの重要な要素は文脈で、それは通常、脆弱性の場所から提供される。もうひとつの重要な要素は、感情を表現する能力だ。特定の感情やムードをキュレーションして正確に描写できることは、リスナーにとって非常に大きなことだね。彼らに経験を与えたいんだ。REVOLT

【#23】 4.Rose Gold – Addicted

ロサンゼルスの音楽レーベルSoulectionと契約しているシンガーRose Gold(ローズ・ゴールド)の新曲です。彼女はケンドリック作品を手がけたプロデューサーの一人、Terrace Martin(テラス・マーティン)とフィーチャーしていたようで、そのボーカル能力はお墨付き。

まだまとまった作品は出ていないようですが、今後注目していきたいシンガーの一人です。

【#23】 5.Devin Morrison – It Never Rains (In SoCal)

ロサンゼルスのシンガーソングライターDevin Morrison(デヴィン・モリソン)が、Tony!Toni!Toné!の名曲「It Never Rains (In Southern California)」をカバーした一曲。スムースでロマンチック。聴けば分かる最高のカバー曲です。

ちなみにこのカバー曲「It Never Rains (In Southern California)」は、Devin Morrisonと親交の深い、東京のトラックメイカーFitz Ambroseのクラブプレイがきっかけで大好きになったのだとか。

「東京のナイトクラブで、巨大なスピーカーから流れるこの曲を聴いて、みんなが踊っているのを見て、この曲が俺のお気に入りの曲になったんだ」Soulbounce

小さい頃から「It Never Rains (In Southern California)」は馴染み深く聴いてはいたものの、その夜にこの曲との関係性が変わったんだそうです。面白い。

Tony! Toni! Tone! – It Never Rains (In Southern California)

バックナンバー:最新R&Bプレイリスト「Take It Easy」Vol.21

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